東南アジア駐在員報告
2022年1月 社会・時事 駐在員 : 福田 渉
2年に1回、東南アジアのサッカーナンバーワンを決める大会AFF SUZUKI CUPの決勝大会がシンガポールで開催された。本来は昨年、ホームアンドアウェー方式で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で、一年遅れてシンガポールで開催された。幸運にも準決勝のタイ対ベトナムのチケットを取ることができたので、コロナ禍になってから初のスポーツ観戦を楽しみにナショナルスタジアムに向かった。
感染対策のため、5万5千人の収容人数に対して観客数を1万人弱に限定して行われると聞いていたが、スタジアム前のMRT駅を出ると、大きな星が描かれた赤いシャツのベトナムサポーターが既に大挙して押し寄せていた。スタジアムに入ると、負けじとタイサポーターも旗を振って応援していた。タイは、現在Jリーグでも活躍しているチャナティップ選手や横浜F・マリノスなどで活躍したタイの英雄ティーラトン選手などがフル出場した。前回優勝のベトナムもフリーキックで何度も得点のチャンスを演出した。
結果はスコアレスドローだったが、両国サポーターにとっては久しぶりの試合観戦で、スタジアムは高揚感に溢れていた。2日前の第1試合で2対0で勝利していたタイが決勝に進み、インドネシアに勝利して大会最多の5度目のチャンピオンに輝いた。
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