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東南アジア駐在員報告2008年1月 経済 タイ ・・・ タイ国内の工場がマーケット
同社及び日本本社はランプーン(タイ北部、チェンマイの南方)にあるエス・ユー・エス・タイランド(日本本社が100%出資して設立した系列会社)からユニット接合部品の全ての供給を受けている。日本本社向け部品はレムチャバン港から出荷するので、同社工場の位置するアマタ・ナコン工業団地(チョンブリ)はちょうど陸路で港に向かう通り道になっており、同社で一部部品を降ろした後レムチャバン港から日本に向かう形になる。 同社工場内では、日本本社から輸入した規格寸法に裁断されたアルミフレームとランプーンの系列会社で製造されたユニット接合部品を、顧客の注文にあわせて組立加工し検査後、納品している。 工場用作業台は、各々の作業に従い形状、寸法が異なるため多品種小ロット生産が要求される。同社の製造している製品点数は約3000点にも及んでおり、納入先企業は約700社。そのうち約80%が日系企業である。 アルミフレームを素材としているため、鉄製等と比べると割高なものになるが、錆や、錆防止塗料落ちなどの小さなごみが出ない等優れた点があるため、クリーンな環境での製造作業を要求される業種の企業からの需要が多い。 |
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