韓国駐在員報告
2019年3月 経済 駐在員 : 野原 靖
当事務所は平成27年以降、加工食品の輸出支援に加え、県内外食企業の韓国進出支援を行っている。昨夏には静岡市清水区の中華料理店「長太郎飯店」が韓国の外食企業と連携し、ソウル市の梨泰院(イデウォン)に韓国初となる肉まん専門店をオープンした。
韓国内には肉まんの専門店はなかった上、長太郎飯店の肉まんは肉厚かつジューシーで、価格も1個2,700ウォン(約275円)と手ごろであることから、出店以来、人気を博している。
当事務所は、長太郎飯店が連携している韓国の外食企業と協力し、週末に当たる1月25日〜27日の3日間、ソウル市内のロッテ百貨店で、静岡ブランドを前面に出した肉まん販売支援を行った。店頭で本県の観光映像を紹介し、肉まん購入者には観光パンフレットの配布や静岡―仁川便のPRなどを実施したところ、期間中に肉まん約500個が完売した。販売前には当事務所の韓国人向けブログでイベントの告知したところ、多数のフォロワーが足を運んだことから、少なからず貢献することができたようだ。
JNTO(日本政府観光局)がソウル市在住の韓国人3,000人に対して日本への旅行目的を尋ねたアンケート結果によると、「食」が一番であったことからも分かるとおり、物産と観光を「食」で繋げて本県をPRすることで、強力な訴求ができると実感できている。
今後も様々な関係者と連携を図りつつ、本県観光のPR及び県産品の販路拡大を続けていきたい。
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