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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2013年8月 社会・時事
駐在員 : 長谷川卓


    月額基本給:ワーカーUS$4,615、エンジニアUS$6,895、中間管理職US$8,785、非製造業スタッフUS$4,798、非製造業課長クラスUS$8,635。ジェトロが実施した「第23回アジア・オセアニア主要都市投資関連コスト比較」において、すべての給与部門で堂々の第一位を獲得しているシドニーの労働コストだ。ざっくり100倍すれば日本円に換算できる。近年、経済発展が著しい中国、東南アジアへの鉄、石炭などの資源の輸出により急速な経済成長を遂げているオーストラリアだが、好景気の副産物として人、モノが集まる中心都市シドニーは、超高コストな都市となっている。
     7月18日〜20日、赴任5年目にして初めてオセアニア地域を代表する大都市シドニーを訪問した。
     空港から市内への電車賃、タクシー料金、並クラスのレストランでの食事代などは、東京とほぼ同じか少し高い。予約サイトのホテル料金もこれまで最も高いと感じていたシンガポールよりもさらに高かった。
     最低賃金が月額US$2,752と、これまた非常に高いため、語学留学で滞在した学生が市内のファーストフード店で普通に毎日アルバイトしたら、月収が日本円で30万円を超えてしまったという嘘のような話も聞いた。
     大卒の初任給が最低でも30万円/月のため、多少物価が高くても、給料が上がるのでかまわないといったバブル絶頂期の日本のような状況にもあり、積極的な移民政策の推進と相俟って、一旗揚げようと考える中国系、インド系を中心に優秀な外国人がシドニーに集まってきている。
    資源輸出が中心の経済繁栄だけに中国の景気減速の影響が少しずつ出始めているのが心配だ。


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