台湾駐在員報告
2018年11月 社会・時事 駐在員 : 内藤 晴仁
10月21日夕方、台北から東へ向かう特急列車が途中の宜蘭県内で脱線し、死者及び多数の負傷者が発生する事故が起きた。特急列車は、時速85kmで走行する区間を時速130km超で運行したことが判明しており、速度超過が脱線事故の原因になったと言われている。
先日、事故で亡くなられた方の慰霊祭が台東県で行われた。街は半旗を掲げ、悲しみに包まれる中、事故車両の運転手が参列し、遺族に対し涙を流しながら謝罪する様子が報道されていた。
事故原因の本格究明はこれからになると思われるが、安全で快適な鉄道運営への信頼回復に向け、台湾政府並びに運行主体の台湾鉄路管理局には、徹底した調査を行って頂きたい。
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