台湾駐在員報告
2020年12月 行政 駐在員 : 宮崎 悌三
台湾の行政院(内閣に相当)の蘇貞昌行政院長(首相に相当)は、新型コロナウイルス感染症に関する景気対策として打ち出している「振興三倍券」の配布対象を永久居留証を持つ外国人などにも拡げると発表した。「振興三倍券」は消費拡大を目的として政府が発行する商品券で、1,000元(約3,600円)を払うと3,000元分の商品券を入手できる。
また、衛生福利部(厚生労働省に相当)の中央流行疫情指揮中心は、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの公費での接種対象者に、一定の要件を満たした居留証を持つ外国人も含めるとした。
台湾に住む外国人にとってはいずれも朗報である。しかし、振興三倍券の受領と使用は12月末が期限なので、うっかりしていると使い損ねかねない。また、ワクチンも調達状況が順調ではないようなので、気を抜けない状況であることに変わりはないようだ。
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