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北米駐在員報告
2000年2月 行政 駐在員 : 若梅 真樹
公用車をクリーン車に
大気汚染を解消するために、官公庁が使うすべての公用車を低公害車に切り替える計画が進んでいる。南岸大気汚染対策局(SCAQMD)が発表した規制案によると、ロサンゼルス、オレンジ、リバーサイド、サンバルディーノの各郡で運行する公用車が全て対象となり、その総数は、市バス、通学バス、清掃車、ごみ収集車や郵便配達車まで含め62,000台に上る。また、空港に乗り入れるタクシー、シャトル便、貨物トラックなど民間の車も規制対象とするなど、全米初の大規模な規制となる模様である。
具体的には、新車への買い替え時に、メタノール車、天然ガス車、電気自動車や超低公害車基準をクリアーしている車などを買うことを義務づけるということだが、通常のガソリン車などに比べ、低公害車の価格が割高なため、予算のない学校区などでは、当面新しい通学バスを買い控えるなどというところも出てきそうだ。
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