台湾駐在員報告
2020年11月 経済 駐在員 : 宮崎 悌三
当局による徹底した防疫対策により域内感染がない台湾では、人が多く集まるスポーツ、コンサート等の大型イベントが3か月ほど前から行われている。当事務所では、観光ツアー販売や情報発信を目的に開催される旅行博にも8月から出展。日台間の往来が制限されているため、出展者は例年に比べると非常に少ないが、それでも観光情報収集のため、ブースを訪れる来場者が絶えない。
例年40万人近くの入場者を誇る台北旅行博では、静岡県は、するが企画観光局及び熱海市とともに4ブースを構え、AR技術(実在する風景に仮想の視覚情報を重ねて表示するもの)を利用したミニスタジオをしつらえ、撮影会を行った。ミニスタジオでは静岡県の景色の写真をバーチャル背景として撮影することができる。撮影会への参加者は概ね1,000組ほど。ミニスタジオに入った参加者は、美しい静岡県の風景にいるような感覚を味わっていた。撮影した写真に「楽しい静岡(♯静岡好好玩)」というメッセージを添えてSNSで拡散していただくのだが、撮った写真を皆に知らせたいという気持ちが働いて、積極的に参加する方が多かった。
将来、自由な往来が出来る日が来たら、撮影した場所に実際に家族、友人で訪れていただけることを願っている。
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