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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > ヨーロッパ駐在員報告

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ヨーロッパ駐在員報告

2002年7月 社会・時事
駐在員 : 山口 幸博


    ワールドカップを終えて
    2002年韓日共催のワールドカップは、開幕前の多くの予想に反して、ここドイツの準優勝で幕を閉じた。
    「予想に反して」というのは、4月の時点で、ドイツの有力な選手であるメッヒメット・ショルとセバスティアン・ダイスラーの故障による欠場が伝えられ、誰が攻撃をするのかという失望感が国内では漂っていたからである。
    それが、フランスやイタリアといった伝統的なヨーロッパのサッカー先進国の敗戦を尻目に、決勝まで勝ち進んだ。その興奮は、6月25日の韓国戦後に最高潮に達したといえる。
    こちらでは、試合後、特に勝った国の若者が自動車から身を乗り出して国旗を大きく振りかざし、クラクションを鳴らしながら市内を走り回ってその喜びをあらわにする。これは、トルコ人もイタリア人もするが、韓国戦後のドイツ人も、そんな様子がうかがえた。しかし、ここデュッセルドルフでも、その興奮の状況は時間とともに一変して、集団化して騒ぐようになり、商店街はシャッターを下ろし、警察も大型車を警備に出すようになった。警察のすばやい対応で大きな被害はなかったようだが、検挙者は出たとのことである。
    決勝の日までには、ドイツ国内では国旗も全て売り切れ、決勝当日は日曜日ということもあり、試合中は、街の飲食店などテレビのあるところは、どこも人だかりの山。一方自動車や街を散歩する人はまばらだった。ドイツの敗戦が決まると、多くの悲痛な声があがったが、懸念されたブラジル人とのいさかいも騒動もなく、準優勝を祝うような雰囲気に変わっていった。これは、「ブラジルには勝てないだろう。よくここまできたものだ。」と心底では思っていたドイツ人が多かったからかも知れない。
    2006年のドイツでのワールドカップに向け、各開催市は会場整備に動き出したが、韓国と日本のようなきれいなスタジアムができるのかという懸念が関係者の間ではささやかれている。



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