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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2013年1月 経済
駐在員 : 長谷川 卓


     12月11日、シンガポール・フラートンホテル、インドネシア・ジャカルタ・ムリヤホテルにおいて、それぞれ両国日本大使館主催による天皇誕生日祝賀レセプションが開催され、日本の地方自治体が特産物の試食、試飲ブースを設けてPRを行った。
     静岡県は、シンガポールでは温室メロンと温州ミカンを、インドネシアでは日本茶を出展した。
     シンガポールは農林水産物の輸入に関する非関税障壁がほとんどないため、容易に日本からの輸出が可能だ。ここ数年、日本の自治体や生産団体の販売プロモーションが増え、競争が激しくなっている。こうした中で、静岡県としては高級果物としてほぼ定番商品となった温室メロンに加えて、旧正月商戦で大量に販売されるミカンに力を入れることとしている。
     シンガポールのミカン市場は、元々中国産、台湾産が主流で、安くて甘味の強いみかんが中心である。しかしながら、今年は和歌山産、福岡産などの日本産が本格参入してきており、さらに品質で日本産に引けを取らない韓国産ミカンが安値で出回り始めていることから、競争が益々激しくなってきている。
     今回、本県産ミカンはシンガポール人の招待者からも好評価をいただいたが、実際の販路開拓に繋げるためにも、地道なPRと商談が重要になる。
     一方のインドネシアだが、農林水産物のみならず食料品の輸入について非常に厳しい割当制度を設けており、さらに品目毎に許可申請が必要となるなど非関税障壁が高い。今回プロモーションに用いた日本茶も静岡県内の製茶会社が製造したティーバッグを現地食品輸入業者が1年をかけて、輸入許可を得て、販売にこぎつけた商品である。が、逆に一旦参入してしまえば、市場を独占できる可能性が大きく、先行者利益を十分に得ることができる市場でもある。東南アジア最大の人口で、中流層も厚みを増してきているインドネシア市場は苦労しても参入する価値があると言える。


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