韓国駐在員報告
2011年2月 経済 駐在員 : 掛沢孝寿
昨年韓国を訪問した外国人観光客数は、当初の目標を50万人上回る880万人で過去最高を記録したが、韓国政府は本年、更に目標を高めて外国人観光客1,000万人の誘致を目指すこととしている。
1,000万人の誘致により、10兆ウォン(約7,400億円)の経済効果と39万人の雇用創出効果を期待し、1,000万人のうち、日本から344万人、中国をはじめとする中華圏から300万人を見込んでいる。
しかし、このような目標を掲げるも、宿泊インフラの充実が課題として浮上している。外国人観光客の60%以上はソウル市内に宿泊が集中しているが、便利な駅周辺にある高級ホテルの宿泊費は1泊20万ウォン(約14,800円)を軽く超え、10万ウォン(約7,400円)前後の観光ホテルを探すのは困難な状況にある。ソウル市は、市内の観光ホテルの客室を昨年の2万4,076室から2年後には3万2,000室にまで拡大したいとしている。
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