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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2016年3月 経済
駐在員 : 吉住理恵子


2月5日、県議団調査に同行し、シンガポールの郊外にある日本食をテーマとした複合施設ワテンションプラザ(WAttention Plaza)を訪問した。

ワテンションプラザはシンガポール中心業務地区から30分ほどの西部地域にあるMRT(鉄道)ブーンレイ(Boon Lay)駅に隣接したショッピングセンター(SC)内に立地。複数の日本食レストランのほか、日本の物販をワゴン販売できるブースが常設で設置された催事場を併設している。後背地にローカル中間所得層が住む住宅団地が多数あり、SCは月平均500万人以上の人が利用するそうだ。運営会社のPromote Japan Enterprises(PJE)は、シンガポールで複数の外食チェーンを経営している会社を中心として、イベント会社、外国人向けフリーペーパーを発行しているメディアが合弁で立ち上げた会社である。

PJEの筒井氏からは、シンガポールは変化が早く1年、2年という短期で変化に対応していかなければならないこと、最近の20年間余りでシンガポールの日本食市場は成長し、飽和状態にあること、一通りのものは何でも揃っており、たいていのものが既に認知されている中で、まだ知られていないものを紹介し、魅力を伝えて、手の届く範囲の価格で提供できれば、拡大の余地はあるという話があった。

ワテンションプラザでは、一定期間のテストマーケティングの場として物販ワゴンのブースを提供し、出展者は固定費を必要とせずに、販売結果や消費者の反応を踏まえ、シンガポールでの展開を検討することができる。PJEはそのプロセスを支援し、反応がよい商品については系列のレストランなど素材別に適当なステージも提供できる仕組みだ。

筒井氏からは、市場規模が小さく、一定程度成熟した日本食市場を持つシンガポールでは、バイヤーを集める商談会など既存のやり方に限界を感じるとの指摘があり、今後の日本食(日本食材)拡大の余地は、新しいライフスタイルや価値を一定の時間をかけて啓蒙していくことであり、シンガポールにまだ知られていない食材で飽和状態をこじ開ける熱意をもった人を歓迎する、とのコメントがあった。当事務所としても、そうした熱意ある県内事業者の取組を側面から支援していきたい。


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