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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 北米駐在員報告

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北米駐在員報告

1999年10月　経済
駐在員 ： 若梅 真樹

米貿易赤字、過去最高に

    商務省が発表した7月の貿易赤字は、モノとサービスの取引きを合計した国際収支ベースで、251億8,300万ドル（季節調整済み）と、前月比2.4%増加し、3ヶ月連続で過去最高を更新し、米貿易収支の悪化が極めて速いペースで進んでいることを示した。
    一方、対日赤字（季節調整前）は、モノの取引きに限った通関ベースで、前月比8.0%増の67億8,300万ドルと94年10月以来、ほぼ5年ぶりに過去最高を更新した。赤字全体に占める比率は、対日本が20.1%とトップで、対中国が18.7%と続いた。
    アジア諸国などの景気回復が指摘される中で、世界経済の混乱は、最悪期を脱したものの、世界中の輸出が米国に集まる一方、米国の輸出伸び悩みがより顕著になった格好で、米経済への不安材料として、外為市場で円高・ドル安の流れに拍車を掛けかねないと危惧され、今後、「日本は、輸出主導で景気回復している」との批判が勢いづく可能性もある。


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