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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2004年9月 政治
駐在員 : 橋本勝弘


シンガポール・タイ チャンギ国際空港VSドンムアン国際空港

    アセアンのハブ空港として、ライバル関係にある両空港の最近の状況を報告する。
    ベストエアポートの誉れ高いチャンギ国際空港は、現在2つのターミナルを有しているが、政府は建設費17億5千万米ドル(約1,925億円、静岡空港全体の建設費とほぼ同じ)を投資して、第3ターミナルの建設(清水建設が施工中。なお、第2ターミナルは改修工事中で、竹中工務店が施工。)に着手し、利用者収容能力は現在の45%増となる年間6,400万人となる。シンガポール政府の意気込みが窺える。
    また、政府は7月中旬に格安航空専用ターミナルについても、建設費4,500万シンガポールドル(約30億円)を掛けて2006年の完成を目指すことを決めた。東南アジア諸国の経済成長と格安航空会社の台頭により、旅客層が広がっていると分析した。
    チャンギ国際空港のホスピタリティーを高める取り組みには感心するばかりであるが、空港内で無料でインターネットに接続できるコンピューターの数が今では200台にも達し、もちろん世界一とのことである。
    今年のチャンギ国際空港の利用者数は、過去最高の3,000万人に達すると予想されている。
    一方、タイのドンムアン国際空港(バンコク国際空港)は、利用客数ではチャンギ国際空港を少しリードしている。2003年の利用客数は、2,864万人で、今年は3,300万人が見込まれている。やはり格安航空の相次ぐ就航が寄与したことや、チェンマイ、プーケットなどへの国内線利用が拡大しているためとタイ運輸省商業航空局は分析している。
    タイ政府は、来年9月の開港を目指し、バンコク新国際空港(スワンナプーム空港)の整備を、総額1,610億バーツ(約4,200億円)を費やして進めているが、現空港(ドンムアン国際空港)のキャパシティーが3,700万人あることもあって、急いで移る必要がないとする空港関係者もいる。
    しかし、タクシン首相は5年後に外国人旅行者を2倍の2,000万人に増やす目標を掲げており、旅客収容能力が各段に向上する新空港の完成を急いでいる。
    いずれにしても、東南アジアにおける空港ハブの座を掛けた両空港の争いは、ハード面、ソフト面、ホスピタリティー及び両国の観光振興策など様々な面から目が離せない。
    2007年春に開港する静岡空港もこのいずれかの空港と結ばれるとアセアン全域が観光、ビジネス両面でぐっと身近となり、アセアンの人々との交流が加速する。
    なお、アセアン諸国の空港データベースを整備したので参照願います。
    http://www.shizuokasingapore.com/
シンガポール
チャンギ国際空港
タイ・バンコク国際空港
(ドンムアン国際空港)
2004年利用者数
見込(2003年実績)
3,000万人
(2,314万人)
3,300万人
(2,864万人)
利用者収容能力
4,400万人(現状)
6,400万人(第3ターミナル整備後)
3,700万人(現空港)
6,000万人(スワンナプーム新空港整備後)


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