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韓国駐在員報告

2018年6月 社会・時事
駐在員 : 小関 克也


夏に備えて、エアコンを購入した。韓国では半ばインテリアとして大きくて目立つものが好まれるのか、リビング向けのメインのエアコンは床置きで、縦横は40〜50センチほどであるが高さは180センチもある大きなものである。試運転したところ効き目は強力で、立ちどころにリビング並びに繋がっている台所が涼しくなった。
韓国ではマンションに住んでいる人が多く、室外機の置き場確保が大変なためか、室内機2台に室外機が1台という2in1のセット販売が多いのも特徴である。また冬場はエアコンではなくオンドル(床暖房)で暖をとるため、暖房機能がついていないエアコンが多いとのことで、我が家のエアコンもリモコンに暖房のボタンはあるものの「多分使えないと思う。」との説明を受けた。
エアコンが配備され快適な生活が送れるのは大いに結構であるが、注意しなくてはいけないのが電気料金である。韓国の電気料金制度は累進性となっており、多く使用するとキロワットアワー(kwh)時の料金が安くなるのではなく、一定の使用量を超えるとkwhあたりの利用料金が高くなる。一番安い料金(0〜100kwh)は1kwhあたり10円以下なので「世界一安い」とも言われるが、一番高い料金(500kwh以上)はその11倍以上にもなるため、夏場にエアコンを長時間使用して使用量が増えるとビックリするような料金になる。エアコンの購入を手助けしてくれた不動産業者の話では、ペットのために一日中つけっぱなしにしていたところ、夏のシーズンの電気料金が日本円で30万円にもなった家庭があったとのこと。幸運にも風通しの良い部屋なので、なるべく天然の涼風を楽しむ生活をするよう心掛けたい。


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