韓国駐在員報告
2015年5月 社会・時事 駐在員 : 松村昭宏
円安が加速する中、韓国では日本旅行商品の販売が好調に推移している。
インターネット通販大手のGマーケットによると、3月23日〜4月22日の1か月間の日本旅行商品の販売数が、前年同期に比べ最大18倍に急増しているとのことである。この原因としては、5月の連休に海外旅行を計画している人が増加したほか、格安航空会社(LCC)の日本路線増加や円安などの要因が重なり需要が増えたことなどとみられる。
行き先別では、名古屋、沖縄地域の航空チケットと宿泊のセット商品が前年同期比で1,700%増加した。また、大阪への航空チケットと宿泊のセット商品は58%、大阪と京都の宿泊のみの商品もそれぞれ89%、133%の増加。東京と福岡の宿泊商品もそれぞれ44%、98%伸びた。個人旅行の際に便利な日本のテーマパーク入場券や鉄道チケットなどの販売も460%の増加となった。さらに、このところ不振だったパッケージツアー商品の売れ行きも好調で、別府など九州行きのツアーは64%、鳥取・米子行きのツアーは100%、対馬行きは175%それぞれ増えている。
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