韓国駐在員報告
2016年12月 社会・時事 駐在員 : 松村昭宏
韓国の超高速インターネット普及率が世界でも最も高いことが分かった。
韓国の大手通信企業KTのシンクタンクであるKT経済経営研究所が2016年11月に公開した資料によると、通信速度が毎秒100メガビット(Mbps)超の超高速インターネット加入者数の総人口に占める割合は韓国が14.9%(758万人)で世界主要国のうちで最も高かった。後続はシンガポールで12.5%(63万人)、日本が11.6%(1,469万人)、米国が3%(977万人)の順となっている。韓国の場合、従来の超高速インターネットより約10倍速いとされるギガビットのインターネット加入者も増加しており、同研究所は全インターネット加入者の16.6%に当たる340万人が使用していると推計した。
また、経済協力開発機構(OECD)によると光回線方式のインターネット加入者数は、2015年人口100人当たりでは韓国が28.2%で日本(21.8%)を抜いて1位を記録している。ちなみに、毎秒1ギガビットのインターネット使用料金は月3万3千ウォン(約3,100円)から3万5千ウォン程度で、OECD加盟国の中でも低廉な料金となっている。
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