東南アジア駐在員報告
2018年4月 経済 駐在員 : 芦澤 裕之
2月上旬、フィリピンの旅行博Travel Tour Expoに観光PRブースを初出展した。日本政府観光局(JNTO)の推計値によれば、2017年のフィリピンからの訪日者数は42万4千人と東南アジアで3番目であるが、前年比21.9%増と急速な伸びを見せており、マレーシアを抜いてタイに次ぐ2番目となるのは時間の問題とみられている。
出展前、フィリピンは訪日に際してビザが必要なため、旅行会社を使ったグループ旅行が大半を占めると聞いていたが、出展してみると、他国と同様、急速に個人旅行(FIT)化が進んでいることが分かった。FIT旅行者は、旅行会社で格安航空券や交通パスを購入した後、ジャパンパビリオンで観光情報を収集していく。こうした「とにかく日本に行きたい。でも情報が少ない」という状況は4年ほど前のタイと非常によく似ており、今、フィリピンは観光PRが最も有効な時期にあるといえる。
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