東南アジア駐在員報告
2022年10月 経済
駐在員 ： 竹田 敏彦
３年ぶりに開催された旅行博ジャパン・トラベル・フェアに参加し、県内観光地をPRした。会場は、クアラルンプール郊外の富裕層が多く生活する地域にある大型ショッピングモール。今回は自治体国際化協会シンガポール事務所ブースの一部を借りて、県内の観光地を紹介した。
来場者の地域別の関心度合いは、北海道が圧倒的に高く、次に関西や（静岡を含む）富士山エリア。静岡関係の質問で印象的だったのは、既に何度も沼津市を訪問されているアニメファンの方から、「早く沼津に行きたい」というコメントをいただいたことだ。多くの方から「日本はいつ個人旅行客を受け入れるのか」という問い合わせを受けた。
また、イベント会場では、現地大手旅行会社が浜松泊・新幹線乗車体験を含む日本ツアーを大々的に販売してくれていた。
ＡＳＥＡＮで開催される旅行博の中では、シンガポールやタイのイベントが目立っている印象がある。しかし、2019年のマレーシアから日本への訪問者は50万人を超えていた。これは、タイ、フィリピンに次ぐＡＳＥＡＮ第３位の数字である。マレーシアの１人当たりＧＤＰは１万米ドルを超えており、ＡＳＥＡＮ主要国の中ではシンガポールに次いで第２位の水準だ。この大きなマーケットから静岡への訪問者が増えるように、引き続き個人客及び旅行会社の双方に静岡の魅力をＰＲしていく。
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