台湾駐在員報告



2016年10月 経済
駐在員 : 宮崎悌三


今や国政において野党となった国民党は、馬英九前総統率いる与党であった8年間(2008年〜2016年)、中国との関係を重視し経済交流を始めとした交流を押し進めてきた。
 
 政権が民進党に取って変わる前後から顕著な傾向となった中国人訪台客の激減を受け、9月、国民党系の地方政府(地方自治体に相当)の首長ら8人が訪中し、台湾観光プロモーションを行った。
 
 訪中の際には、中国政府の台湾政策を所管する国務院台湾事務弁務室の主任(トップ)や北京市長、中国人民政治協商会議全国委員会(中国共産党等、各界の代表で構成される全国統一戦線組織)の主席等と相次いで会談。首長らは、蔡英文総統就任後、多岐に亘って行われてきた交流が停滞していると話したのに対し、国務院台湾事務弁務室の主任は、蔡英文総統が就任以来、92年合意を拒絶していることが原因で過去8年間培われてきた交流や台湾の利益が損なわれているとコメントした。

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