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東南アジア駐在員報告
2013年12月 経済
駐在員 ： 長谷川 卓
11月７日〜9日、伊豆市菊地豊市長を団長とする伊豆市インバウンド推進プロジェクトチーム一行10名がシンガポールを訪問、旅行会社、旅行雑誌社と面談し、伊豆市へのシンガポールからの観光客誘致のためのセールス活動を行なった。筆者赴任後の５年間で、シンガポールでの静岡県内自治体の観光誘客促進活動はシンガポールでは伊豆市が初めてである。
伊豆市は、これまで台湾において誘客活動を続けてきたが、シンガポール市場については、今回の訪問団にも参加する修善寺温泉の高級旅館に宿泊が見込める富裕層が多数存在することから、台湾の次の有望市場として誘客活動に取り組んでいくとしている。
今回の伊豆市の活動支援を通じて、シンガポール赴任後の５年間、ほぼ毎年事務所単独事業として、シンガポールを始めとする東南アジアからの観光誘客促進活動に取り組んできた経験から感じていること、〜東京から近くて外国人にも人気が高いとされる観光地「富士箱根伊豆」地域の中で、既存の団体旅行商品が数多く販売されている「富士(富士五湖)」、「箱根」に比較して、団体旅行商品が皆無の「伊豆」は知名度が圧倒的に低い状況にあり、こうした中では、富裕層向けの個人･グループ旅行の誘致を進める以前に、伊豆、静岡県の知名度向上のため、伊豆半島、さらに県全体を目的地とする団体旅行商品の造成、販売を促進する取組が重要であること〜を改めて感じた。
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