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北米駐在員報告
2001年1月 経済 駐在員 : 若梅 真樹
カジュアル・ダイニング
インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、カジュアル・ダイニング大手ダーデン・レストランツ(本社:フロリダ州オーランド)がシーフード料理の“レッド・ロブスター”、イタリアンの“オリーブ・ガーデン”、新タイプの“バハマ・ブリーズ”などコンセプト別のチェーン展開で好調に業績を伸ばしているという。
カジュアル・ダイニングとは、ランチとディナーに主力を置き、アルコール類も提供し、客単価が10〜25ドル程度のレストランを指す。朝食は出すがアルコール類は出さないミッドスケール・レストランとメインコース1品25ドル以上という高級レストランの中間に位置づけされ、業界売上は、年間440億ドルに上るという。
ダーデンが96年に発表した新タイプの“バハマ・ブリーズ”では、食事もディナーのみと新しいアプローチ方式で、これまでのダイニングスタイルを一新した、ライブ音楽やバーなどでのカリブのクラブスタイルを取り入れたものとなっている。また、クラブ形態をとっているためアルコール類の売上げが大きく、“レッド・ロブスター”、や“オリーブ・ガーデン”の2倍と業界最高レベルの売上げを記録し、ニッチ市場を捉えたものとの評価を得ているが、今後の全米チェーン展開が成功するのかどうか注目されている。
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