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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2001年2月 政治
駐在員 : 岩城徹雄


    インドネシアでも大統領弾劾へ
    フィリピンに続いてインドネシアでも大統領弾劾の手続きが始まった。ワヒド大統領の汚職疑惑に端を発した弾劾の動きは、25日にインドネシア国会が大統領に対し政務改善を求める第一次覚書を送付したことにより、手続きが始まった。今後の手続きの流れは、この覚書に対して3か月以内に改善がみられなければ再度改善を求める覚書が出され、それでも成果が見られなければ、大統領の信任を問う国民協議会の特別会議の開催が提案される。
    昨年8月の定例の国民協議会では、大統領は努力を約束し信任を問われる事態までには至らなかったが、その後国会に対し強硬な態度に変わってきており、対立が深まってきていた。大統領を支えるメガワティ副大統領が率いる闘争民主党も弾劾に賛成の意を示しており、他の会派からは覚書の送付などの手続きを省略してすぐにも国民協議会の開催を求める意見もある。
    メガワティ副大統領や、国軍・警察などが弾劾に賛成の立場をとっているのは、フィリピンと似たような状況であるが、今のところ国会の中の動きが中心であり、手続きは民主的なプロセスにより進められている。しかし、大統領派、反大統領派の双方がデモを行っており、今後国民を巻き込んだ大きな動きになることも十分考えられ、注意が必要である。
      注;ワヒド大統領の不正疑惑

        食糧調達庁疑惑(通称ブログゲート);昨年3月に当時の食糧調達庁副長官が、不正に拠出した同庁の職員福祉財団の資金350億ルピア(およそ4億〜5億円程度)が大統領専属のマッサージ師に渡り、一部が大統領にも渡ったとされる。大統領はアチェの避難民支援のために資金を回せるかどうか尋ねただけと、金の受け取りは否定している。ブルネイ献金疑惑(通称ブルネイゲート);大統領は、昨年7月に国会答弁でアチェ避難民の支援にはブルネイ国王からの献金200万米ドルを当てたと発言。大統領が献金を受けた際に国会に報告する義務に違反し公金の無断流用にあたるとされている。


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