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韓国駐在員報告

2013年1月 経済
駐在員 : 外山 靖


     海外の航空会社による韓国路線就航の動きが活発になっている。
    仁川国際空港公社と航空業界によると、平成24年12月19日現在、韓国路線の就航認可を取得した海外の航空会社は84社に上り、3年連続で増加した。欧州大手のブリティッシュ・エアウェイズはこのほど、ソウル〜ロンドンの直行便を14年ぶりに再開した。また、今年は格安航空会社(LCC)が積極的で、全日本空輸系のエアアジア・ジャパン(千葉県成田市)は仁川〜成田線を初の国際線に選んだ。ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)も今年、仁川〜関西線に就航した。
    今後20年間、アジア・太平洋地域の旅客輸送の増加率は平均5.9%と、世界平均を上回るとされる。特に韓国は、不況の中でも航空旅客が過去最多記録を更新しており、第3四半期(7〜9月)の国際線旅客数は前年同期比10.4%増の1,295万人を記録した。連休を利用する韓国からの海外旅行客と、日本や中国など外国人観光客の増加による。韓流ブームや、アジアを代表するハブ空港を目指す仁川空港の努力も後押しした。
    平成25年も海外航空会社の韓国進出が続く見通しである。アメリカン航空は5月に仁川〜ダラス線に就航を予定しているほか、日本航空などが出資するLCC、ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)も韓国路線の開設を計画している。


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