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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2018年6月 経済
駐在員 : 芦澤 裕之


4月29、30日の2日間、シンガポールの高級寿司店「はし田寿司シンガポール」で、静岡食材イベントが開催された。
食材はHALキャビア、さくらえびオイル、茶ノ実油、わさび、静岡在来そば、キンメダイなど駿河湾の水産物で、酒は磯自慢を用意。静岡から「蕎麦たがた」の田形店主も参加し、手打ち蕎麦を提供した。日本円で約4万6千円のコースにもかかわらず、来店者は2日間ともほぼ満席の54人。客は皆、一流の料理人が調理した一流の食材を堪能していた。
昨年に続き2回目の同店での静岡食材イベントであったが、今回は新たな取組として、静岡の工芸品の展示販売も行った。浜松市の豊岡クラフトが店内で名刺入れ、眼鏡ケースなどの木工製品を販売したところ、なんと2日間で16万5千円もの売り上げを達成した。
シンガポールは一人当たりGDPが日本よりも高く、富裕層が多いため、近年、日本の食材や工芸品の輸出先として注目されているものの、販売に結び付けることはそれほど簡単でないことを、日々の事務所活動を通じて我々は実感している。しかしながら、目利き=有名シェフが新たな食材、製品を紹介するという形式で提案することにより、商品は正当な評価を受け、販売に結び付くブランディングが可能となる。
こうしたブランディング活動には、既に日本各地の自治体が取り組んでいるが、多忙な有名シェフの取り合いになっていることや、イベント限りの流通ルートを使うため、いわゆる「打ち上げ花火」で終わってしまう事例が散見される。県産品の販路拡大のためには、静岡の食材をきちんと評価してくれる目利きとの関係づくりと、持続的な流通ルートの構築が必要だ。


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