ヨーロッパ駐在員報告
1999年4月 社会・時事 駐在員 : 森 貴志
・月の土地を買う
デュッセルドルフに住む男性が、月面上の土地700 万平方メートルを39マルク90ペニヒ(日本円で約2,700 円)で買ったことが地元紙の報道で明らかになり、話題を呼んでいる。
この男性は、ドイツのあるインターネットホームページを通して、米国人の実業家から購入したという。この米国人は、トリックを使ってサンフランシスコ登記所で月全体を不動産登記し、これを区割りし1区画16ドルで販売しているそうである。顧客は売地をインターネットで見ることができる。「面白いアイデア」だと反響があり、ドイツでも既に4000人の購入者があると言われている。
専門家は「月は誰の所有物でもなく、重大な法律問題となる可能性もある。」と警告している。
良きにつけ悪しきにつけ、欧州でも、インターネット、Eメールはかなり普及しており、ビジネスの世界では必須に近く、公共団体も事務処理を直接パソコン処理しているところが多く見うけられる。
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