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東南アジア駐在員報告2006年8月 経済 7月18日、ジェトロ・シンガポールセンターとシンガポール国際事業庁が主催した「第3回インドビジネスセミナー」で、シンガポールの産業省の傘下にあるシンガポール工業団地開発社「アセンダス」が、インドでは初めてとなる経済特別区(SEZ)での産業団地開発計画を公表した。アセンダスのインドにおける産業団地としては、バンガロール、チェンナイ、コルカタのITパークが知られており、いずれもハイレベルなインフラと運営ソフトの充実で人気があり、入居は満杯状態だ。 (アセンダス資料より作成) アセンダスは開発資金を、シンガポールでファンドを設立して調達するとともに、インドにおいて産業団地を建設するデベロッパー会社を設立。団地造成、工業・生活用水、電力、通信等インフラ整備を同社にて行い、団地の運営に関してはインドの企業にアセンダスのノウハウを提供する方式も視野に入れているといわれている。 アセンダスは現在事業化調査を進めている最中で、建設地もまだ公表されていないが、同計画はシンガポール・ゴー上級相とインド・シン首相との合意により進められており、今後、必ず実現される見込みである。 ここ数年インド経済の勃興に合わせ、インドで活躍する企業の話がよく聞かれるが、一方、インフラの不備や、複雑な法律制度、饒舌なインド人との交渉の難しさなどを理由に否定的な声もよく聞かれる。しかし現場の状況をみると、着実に外国からの投資は進んでいるようである。 |
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