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北米駐在員報告
2001年2月 経済
駐在員 ： 若梅 真樹
アメリカン航空、TWAを買収
アメリカン航空は、トランスワールド航空（TWA）の買収と、ユナイテッド航空が買収する予定のUSエアウェイズから航空路線などの所有権20％を買い取ると発表。これらの契約が認知されると、米航空業界の上位2社ユナイテッド、アメリカンで旅客シェアの50％を占め、寡占が一層進むこととなる。
直接の影響としては、TWAの本社のあるセントルイスはハブ空港となり、不採算路線を削減した上で、小都市向けのフライトを運行することとなる。また、ユナイテッドとアメリカンは、いずれも充実した国際線などを持ちながら、これまでボストンとアトランタ間を結ぶ東部の縦路線では比較的地盤が弱かったことから、特に、デルタとUSエアウェイズが市場を二分するボストン、ラガーディア（NY）、レーガン（ワシントン）国際空港を結ぶUSエアウェイズのシャトルを1時間毎に共同運航する予定で、デルタとの激戦が予想される。
乗客には、どちらのフライトを利用しても好きな航空会社のマイレージ・サービスが獲得できるという反面、カリブ海周辺の競合が減少し価格が上昇する可能性もあるという。
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