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北米駐在員報告

2003年2月 経済
駐在員 : 松下 育蔵


ユナイテッド、成田空港 ターミナル改装は再建への道(米紙から)

    会社更生法の適用を受けているユナイテッド航空は、重要なアジア市場への玄関口である東京路線での競争力を高めるため、1,100万ドルを投じて成田空港のターミナルを改装した。
(サービス強化でビジネス客を確保)
    新ラウンジは、1階のビジネス・クラス用と2階のファースト・クラス用で構成される。 700席のビジネス・クラス用には、2〜3席ごとに無料の地域通話用電話が置かれ、大画面テレビも2つある。ファースト・クラスは、よりゆったりとし、いくつもの机や電話ジャック、電源のほか、高速インターネット接続が完備され、17のシャワー室も無料で提供されている。
    現在、米国・成田線は、63便と最多便数が就航しているノースウエストと2位の日本航空、56便で3位のユナイテッドの間で激しい競争が展開されている。ノースウエストも2003年4月に改装ターミナルを開く計画だ。運賃が高い成田行きや成田経由便の利用客はハイクラスのビジネス客が多く、最高のサービスを求めると言われる。これまではJFK(ニューヨーク)やヒースロー(ロンドン)に比べ成田の施設は貧弱だったため、アジアに向かうビジネス旅行者が減少した現在、航空会社による空港サービスの改善が生き残りのために必要となっている。
(アジア路線は成長のための重要な市場)
    アジア市場の要となっている成田の発着枠は世界で最も人気が高い。太平洋路線が2002年売り上げの5分の1を占めたユナイテッドにとっても成田路線は重要で、同社のグレン・ティルトン最高経営責任者(CEO)は成田路線を「将来の拡張に非常に重要な市場」と位置付けている。同社は、03年には再生を果たして破産保護法の適用解除を目指し、最終的には新ターミナルを全日空などの提携会社と共有する予定だ。
    一方、ノースウエストは02年12月に米国からの便を競合者より13%増やし、座席数も19%増加すると発表、成田を韓国や中国を含むアジア太平洋各路線のハブにする計画を進めている。それに対しユナイテッドは、北京、ソウル、シンガポールといった主要アジア都市への大型ジェットの乗り入れや、中小都市への提携会社との共同運航による就航で対抗している。


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