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北米駐在員報告2003年2月 経済 ユナイテッド、成田空港 ターミナル改装は再建への道(米紙から)
現在、米国・成田線は、63便と最多便数が就航しているノースウエストと2位の日本航空、56便で3位のユナイテッドの間で激しい競争が展開されている。ノースウエストも2003年4月に改装ターミナルを開く計画だ。運賃が高い成田行きや成田経由便の利用客はハイクラスのビジネス客が多く、最高のサービスを求めると言われる。これまではJFK(ニューヨーク)やヒースロー(ロンドン)に比べ成田の施設は貧弱だったため、アジアに向かうビジネス旅行者が減少した現在、航空会社による空港サービスの改善が生き残りのために必要となっている。
一方、ノースウエストは02年12月に米国からの便を競合者より13%増やし、座席数も19%増加すると発表、成田を韓国や中国を含むアジア太平洋各路線のハブにする計画を進めている。それに対しユナイテッドは、北京、ソウル、シンガポールといった主要アジア都市への大型ジェットの乗り入れや、中小都市への提携会社との共同運航による就航で対抗している。 |
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