東南アジア駐在員報告
2016年6月 社会・時事 駐在員 : 芦澤裕之
2014年7月に開設した当事務所のタイ語フェイスブックページが、2016年5月に1万いいね!(読者)を達成した。
ページには、タイ現地観光連絡員が週に1、2回のペースで観光情報を投稿している。旅行博の会場でページをPRすることはあるが、特別な費用をかけずに運営しているのにも関わらず、これまで順調に読者を増やしている。タイムリーな情報提供と、読者からのコメントや質問へのこまめな返信が、読者増の一因となっているものと思われる。
フェイスブックには、投稿を見た人数を示す「リーチ数」という指標がある。過去半年でリーチ数が多かった投稿ベスト5は、多い順に@「田貫湖からの富士山」、A「伊豆クレイル(本年7月に運行開始するリゾート列車)」、B「三島スカイウォーク」、C「富士川サービスエリアからの富士山」、D「JR東京ワイドパスで行く伊豆半島」となっている。こうした反応は、現地の旅行博に来場したタイ人の好みと概ね一致している。
タイでは、団体旅行よりも個人が手配する旅行の割合が高くなっているが、この背景にはIT化の進展がある。旅行者は、以前のように旅行会社に行かなくても、日程調整、情報収集、航空券・ホテルの予約のすべてをパソコンやスマートフォンで済ませることができる。
県内の観光関係者からよく「効果的なPR方法は?」、「PRに有効なメディアは?」との質問をいただくことがある。前述のような状況から、タイの全人口の5割以上が利用しているといわれるフェイスブックは、安価で最も効果的なメディアの一つであるといえる。現地語で、継続的に情報発信していくことはもとより、核となるウェブサイトを作った上で、フェイスブック投稿でウェブサイトに読者を呼び込むような仕掛けができれば、より効果が高いPRができるので、ぜひ取り組んでいただきたい。
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