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韓国駐在員報告

2021年9月 社会・時事
駐在員 : 高橋 誠


 韓国の新型コロナウイルスのワクチン接種については、ワクチンの輸入数量が予定より減った、遅れたというニュースは出るものの、その都度、政府間交渉で欧州方面から補完しており、およそ政府の計画通りに進行している。
 韓国では、医療従事者、救急隊等のほか、軍人、警察、消防等の社会基盤施設の従事者や、教師や保育士など、職種により通常より先にワクチン接種をする分野があるほかは、基本的に年齢区分により順番を決めている。8月9日からは、最後の年齢層である「18歳〜49歳」の予約が開始された。(例外的に受験を控える高校3年生だけは、早めの接種を終えている。)

〜誕生日予約制〜
 18〜49歳の場合、誕生日の下一桁の数字ごとに予約日が設定される。例えば1月29日が誕生日の人は、8月9日から疾病管理庁のシステムで予約が可能で、システム予約が困難な人は、保健所への電話や訪問により予約できる。ただし9日に予約できない場合、翌日以降は、次の誕生日の人が予約対象者になることから、次の機会は19日ということになる。
 予約システムを支えているのは、住民登録番号(または外国人登録番号)と個人の携帯電話番号の紐づけだと言える。さらに、NaverやKakaoなどのポータルサイトやアプリを通じた個人認証もなされている。
 私のような外国人も基本的には同じ手続きで予約をすることになり、入国後90日を経過した者から予防接種対象となる。私は当初9月下旬に予約が取れた。その後、政府から「9月の連休前に第1回目を終わらせる」と新たな方針が打ち出されたが、すぐに予約変更の丁寧な案内がスマートフォンのメッセージで到着し、同月上旬に無事、変更できた。韓国では「うちの自治体は遅い」「不公平だ」といった声は聞こえてこない。

〜残余ワクチンの予約〜
 もう一つ優れた予約方法がある。5月末から始まったNaverやKakaoなどの民間ポータルサイトやアプリを活用した「残余ワクチン」の予約である。マップ上で残余状況を誰でも確認でき、指定の時間までに該当の診療所等に行ければ誰でも予約可能だ。家や職場に近い診療所を登録しておき、残余が出たら通知が来るように設定もできる。当初はワクチンの余りは無かったが、今は余りが出始めている。日本では公平な通知が難しいので、残余が出たら自治体職員に割り当てたという話も聞いた。余らせるより良いが、韓国だったら国民が許さなそうだ。


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