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東南アジア駐在員報告2008年8月 政治 シンガポール・・・「リー・クワンユー」顧問相、日本を斬る
先日、あるフォーラムで、その「リー・クワンユー」顧問相が歯に衣着せぬ発言をしたのでご紹介したい。 参加者の質問「もしも、リー顧問相が日本の首相だったら、日本が抱えている様々な問題をどう解決しますか」。 リー顧問相の回答「日本は少子高齢化問題に直面しているが、いまだに移民の受け入れに躊躇している。シンガポールも同様の問題に直面しており、働く女性の出生率を上げるように色々な援助を行っているが、一方で優秀な中国人やインド人などを移民として受け入れている。しかし、人口の中心はシンガポール人でなければならないとも考えている。世界は国際化の時代なのだから、日本もこの変化を受け入れるしかない。日本語しか通じない世界で居続けることは、もはや難しい時代であることを認識しなければならない。日本も移民を受け入れるべきで、日本人に容貌の似た移民を受け入れれば、その子孫は日本人に似ているので問題は無いだろう。 また、日本は裕福すぎる為に、大きな経済問題に直面した場合に、大改革を行うのではなく、今まで蓄積した巨額の余裕資金の中から資金を出して問題を和らげるという方策を選択してしまう。日本がもし、例えばインドネシアのような経済状況であったのならば、食料価格の高騰で、飢餓に陥る人々が多く出るなど、国民が事の重大さを理解することから政府は迅速なる対応を図るであろう。日本はもっと指導者が強い説得力を持って、日本が直面している世界は以前とは異なる世界であることを国民に知らしめる必要がある。」 |
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