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韓国駐在員報告
2011年2月 社会・時事 駐在員 : 掛沢孝寿
1月の韓国各地は、氷点下10度を下回る10年ぶりの厳しい寒波に見舞われており、厳しい寒さが続く中、連日、電力需要が最高値を更新し、暖房需要の増加により電力消費量が急増している。
このため、韓国政府は、電力の供給が追いつかなくなる可能性もあることから、公共機関を対象としたエネルギー節約強化指針を発表した。
同指針によれば、各省庁や地方自治体、政府関係機関、政府系企業などで、電力使用がピークとなる午前11時から12時までと午後5時から6時までの1日2回、暖房を切る省エネを実施し、また、ヒーターなど個人的な暖房機器の使用も厳しく禁止し、室内の温度設定は18度以下とするとしている。
政府は、期間中、実態調査を行い、室内温度20度以下を守らない施設については、是正命令を出すとともに300万ウォン(約22万円)以下の罰金を科す方針である。
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