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北米駐在員報告
2000年1月 行政 駐在員 : 若梅 真樹
同性愛カップルを認知
同性愛カップルを公式に“家庭内パートナー”として認める法律が、カリフォルニア州で発効した。州法レベルでは、全米初ということである。
対象は、18歳以上の同性愛カップルで、その登録手続きは、ロサンゼルス、サクラメントなど州内5か所の州務長官オフィスで行い、登録料として10ドルかかるという。
パートナーとして登録したカップルには、従来家族にしか与えられない病院での面接権が与えられるほか、州公務員の場合は、被扶養者に健康保険を適用できるという。しかし、夫婦に認められる税金控除や遺産相続上の特典はなく、また、一方が重病の場合の手術や生命維持装置を外したりといった重要な決断をする権利などはないという。
婚姻に比べればそのメリットは少ないものの、数万組が登録するだろうと予想されている中で、こういう分野では、さすがアメリカだなと変に関心してしまう。
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