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韓国駐在員報告

2010年3月 経済
駐在員 : 掛沢 孝寿


    【運輸】錦湖アシアナ再建加速化の見込み
    昨年末から経営難が伝えられている錦湖アシアナグループについて、同グループの債権銀行である韓国産業銀行はこのほど、オーナー一家がグループ会社を分離経営することになったことを明らかにし、錦湖アシアナグループの再建は加速するとみられている。
    昨年12月の債権団との合意で、オーナー一家が保有する株式などの提供を条件に、引き続きグループ企業の経営にあたることとされていたが、その後、私財の提供を拒んできたため、再建作業が滞っていた。
    このため、債権団は、私財の提供を行わない場合、昨年の合意では、銀行管理の下、企業再建プログラムであるワークアウト(企業改善作業)を実施することになっていた錦湖産業については、法定管理(日本の会社更生法に相当)を、自主再建で合意していた錦湖石油化学アシアナ航空には、ワークアウトを実施する案を検討していたが、今回、分離経営と私財提供を決めたことで、これらの措置は免れた形となった。
    グループ再建により、錦湖石油化学は前・錦湖石油化学会長の息子である朴賛求氏と、故・朴定求名誉会長の長男で戦略経営本部の朴チョルワン部長が共同経営することになった。錦湖タイヤは、朴三求名誉会長が経営権を行使することとなり、錦湖グループ全体についても朴三求氏が名誉会長として残ることになった。
    アシアナ航空については、現在、錦湖石油化学の系列社となっているが、これを錦湖産業の系列とする案が検討されている。
    錦湖産業の経営権はいったん債権団が保有することになるが、企業再建プログラムであるワークアウト後には、朴三求名誉会長に戻るとみられ、朴三求氏は最終的に錦湖産業や錦湖タイヤ、アシアナ航空などを保有することになると見られている。
    債権団は今月末までにグループの経営正常化方針の大枠を決め、来月までに詳細を決定し、構造改革を進める予定だ。毎日経済新聞などが伝えた。


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