韓国駐在員報告
2015年12月 経済 駐在員 : 野原靖
2015年(平成27年)11月18日(水)〜21日(土)にかけて、「FOOD WEEK KOREA2015(ソウル国際食品産業展)」に県内企業3社とともに静岡県ブースを出展した。同見本市の概要及び出展概要は以下のとおり。
○会場:COEX(所在地:ソウル特別市江南区三成洞)
○主催者:COEX、京郷新聞、農水畜産新聞社、韓国調理機械工業
○展示規模:1,000社・1,800ブース、27カ国
○成果:3,000億ウオン(約300億円)の商談金額(速報値)
○来場者数: 70,000人
○公式Webサイト: http://foodweek.co.kr/
○出展物:農水産物、加工食品、機械等、食品関連のあらゆる商材
- 有機農産物、米、醗酵食品、乳製品等
- 調理機器、加工機器、衛生・包装機械、ホテル用品等
- 製菓・製パン機械、厨房、食器洗浄器、冷凍・冷蔵庫等
- ワイン、ビール等アルコール飲料、コーヒー、健康飲料等
- 健康・機能性食品、オーガニック食品、調味・甘味料、香辛料、酸化防止剤、着色剤等
- 製菓・製パン用資材、パン、お菓子、チョコレート類等
○県内出展企業
1.(株)田丸屋本店(静岡市):わさび加工商品全般
2.(有)おたけせんべい本舗(藤枝市):せんべい各種
3.(株)エスクリエイト(静岡市):ふりかけ、缶詰、羊羹、ジャム等
○出展成果
前半2日間は業界関係者中心(BtoB)、後半2日間は一般来場者への試食・試飲を通じた広報や調査を行った。同見本市は、韓国最大級の総合食品展でありアジアでも有数の規模を誇る。今回、県ソウル事務所から県内企業の出展参加を呼びかけ、県ブースを初出展し、わさび、ふりかけ、せんべいなどの加工食品を中心に現地企業との商談及び消費者向けPRを実施。当初の予想を上回り、韓国の大手財閥系食品・流通・ベンダー企業等と3社計約80件の商談を行い、各社とも商品説明や取引条件などについて協議を行った。今回ソウル事務所は、ブース代支援、現地優良バイヤーの紹介、商談通訳、商品説明及び消費者アンケートの翻訳など包括的に行った。本県も経済交流から通商へシフトしているが、当事務所も、企業支援の具体的成果を目標に効果的な支援を続けていく。
○当日の様子
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|