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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2016年7月 社会・時事
駐在員 : 芦澤裕之


6月14日から17日の4日間、バンコクのショッピングモールで開催された一般消費者向けの旅行展示即売会「ビジットジャパンFITトラベルフェア」にブース出展した。(FIT:個人旅行者)

今回、県内観光施設やモデルコースの紹介のほか、外国人旅行者向けに7月から発売される「富士山・静岡エリア周遊きっぷ ミニ」のPRを、JR東海と連携して実施した。熱海以西の主要観光地を回ることができる交通パスが販売開始されたことにより、FITの観光地へのアクセスが容易になり、来場者や旅行会社から高い評価をいただいた。

富士山を掲げて東南アジアで観光PRをしていると、「河口湖に行きたいがどうしたらよいか」との質問をよく受けるが、河口湖にも行ける同パスの登場により、「このパスを買って河口湖に行き、その帰りに静岡に泊まってくださいね」と誘導することができるようになった。

その他、来場者から質問を受けたものは、イエティ、三島スカイウォーク、伊豆の宿泊先、紅葉が観られる時期・場所、お茶摘み体験、いちご狩り、フラワーパーク、富士登山、花火大会、大井川鉄道などである。サイクリングに関する質問も最近増えてきた。

フェア全体の来場者は、体感ベースであるが、昨年よりも少なかった。出展した旅行会社からの聞き取りでは、航空券のみが売れているが、昨年ほどではない、との声が聞かれた。旅行会社ブースでホテルの値段を聞くだけで帰ってしまう利用者も多いようで、これはインターネットとの価格比較をしていることが原因のためと思われる。日本と同様の現象がタイでも起こってきており、旅行会社はビジネスモデルの見直しが必要かもしれない。

また、フェア後半では、EU離脱を問うイギリス国民投票の結果に伴う急激な円高により訪日旅行が割高になってしまったことから、来場者が購入に躊躇している様子がみられた。

 今回の状況を見ただけで今後の展開を予想することは難しいが、足元のタイからの訪日旅行需要には一服感がある印象を受けた。近年爆発的な増加を見せる静岡へのインバウンド需要であるが、タイに限らず、このままのペースが永久に続くことは考えられない。大事なことは、各観光地・施設が様々な需要に応える受入体制を整え、ブームに関係なく継続的に各地の魅力をPRしていくことだと考えている。


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