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韓国駐在員報告
2010年9月 社会・時事 駐在員 : 掛沢孝寿
全身透視スキャナーを使った安全検査が、9月1日から韓国の4つの国際空港で試験的に導入されることになった。
全身透視スキャナーは、 現在、仁川空港、金浦空港、金海空港、済州空港の4つの国際空港に全部で6機が設置されており、7秒間、静止状態で透視写真をモニターに映し出すものである。
スキャナーには検査イメージを保管したり、出力・伝送・保存する機能はなく、プライバシーを最大限保護できるよう、体の主要部分はぼやけたイメージで処理されるとされ、事前に把握した要注意乗客に限ってスキャナーによる検査が行われ、拒否された場合には、強制的に行わないこととしている。
国家人権委員会は、人権侵害の余地があるとして設置を禁止するよう勧告していたが、政府は十分な保護対策をとるとして実行するとしている。
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