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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > ヨーロッパ駐在員報告

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ヨーロッパ駐在員報告

2001年4月 社会・時事
駐在員 : 森 貴志


     英大衆紙ミラーによると口蹄疫の影響で、英国ではベジタリアン(菜食主義者)が急増していると報じた。連日のように焼却処分されている家畜の悲惨な映像に嫌気が差した国民が、肉を食べるのをやめているという。

     同紙によると、英国では狂牛病の問題が表面化した後の1997年には、ベジタリアンは約330万人と推定されていた。しかし、調査機関ICMが行った最近の調査では600万人と倍増。そのうち150万人は、ここ数週間でベジタリアンに転向したと回答。この結果、ベジタリアン専門店の一部は売り上げを25%伸ばすなど特需となっている。

     一方、ドイツ家具製造業連盟は、欧州で蔓延している狂牛病や口蹄疫が家具業界に影響を与えているとしている。これら病気のため牛のと殺件数が昨年12月に比べ約50%も減っているとし、このため、椅子やソファーに使う皮革が週当たりで20万枚も不足。これを受て、今年1月半ばから3月半ばまでに皮張り家具の価格は57%上昇した。

     同連盟はさらに、感染力の強い口蹄疫拡大阻止を狙った家畜の輸送禁止・制限措置が皮革不足にさらに拍車をかけることになろうと指摘している。ちなみにドイツはイタリア、スペインに次ぐ皮革生産国である。


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