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台湾駐在員報告

2019年12月 政治
駐在員 : 宮崎 悌三


2020年1月11日に投票が迫った台湾の総統・副総統選の立候補の届け出が、11月22日に締め切られ、最終的に次の3組が出揃った(それぞれ総統・副総統候補の順に記載)。
これは与党の民主進歩党(以下、民進党という。)から、現職の蔡英文(さいえいぶん)総統・頼清徳(らいせいとく)前行政院長、最大野党の中国国民党(以下、国民党という。)から、韓国瑜(かんこくゆ)高雄市長・張善政(ちょうぜんせい)元行政院長、野党の親民党から、宋楚瑜(そうそゆ)党主席・余湘(よしょう)聯廣集団前董事長の3組である。
宋楚瑜氏は、元々は国民党員であったが、2000年の離党後に無所属で出馬して落選。親民党を結成した後、幾度か総統選に出馬したが、何れも落選している。今回の出馬は、総統選にあわせて実施される立法委員(国会議員に相当)選において、親民党の得票数を増やすのが狙いと見られており、実質的には、蔡英文氏と韓国瑜氏との一騎打ちの色合いが濃い。
両者の政策を比較すると、対中政策では、中国が主張する「一国二制度」による台湾統一と、中台が不可分の領土とする「1992年合意」について、蔡英文氏がいずれも拒否しているのに対し、韓国瑜氏は一国二制度こそ拒否するものの、1992年合意は受け入れる姿勢を示している。エネルギー政策では、蔡英文氏はグリーンエネルギーの推進を掲げているが、韓国瑜氏は原発再稼働により電力の安定供給を主張するなど、その対抗姿勢は鮮明となっている。
蔡英文氏、韓国瑜氏及び宋楚瑜氏の3氏への投票意向については、台湾4大新聞の1つであるリンゴ日報が、固定電話での聞き取りによる世論調査を毎週実施している。11月末の調査に基づく支持率は、蔡英文氏42.2ポイント、韓国瑜氏22.7ポイント、宋楚瑜氏6.7ポイントとなり、蔡英文氏と韓国瑜氏の差は20ポイント超で、韓国瑜氏の支持率の低下が際立つ結果となった。
 総統・副総統選とあわせて行われる立法委員選では、113の議席を小選挙区比例代表制(先住民議席は中選挙区制。議席内訳:小選挙区73、比例代表区34、原住民6)を650人の候補者で争うが、こちらも世論調査では、民進党が国民党をリードする結果となっており、投票日に向けて、各党・候補者は追い込み段階に入っている。


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