北米駐在員報告
1999年11月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
・豆腐で心臓病予防
連邦食品医薬品局(FDA)が豆腐を始めとする大豆食品に対し心臓病予防効果の表示を認めたことによって、大豆を使ったシリアルの開発や大豆を材料にしたハンバーガーなど、その恩恵にあやかろうとする食品会社が活発な動きを見せている。
同局によると、1日25gの大豆タンパク質を毎日食べると、冠状動脈性心臓病の原因となる血中コレステロール濃度を下げる効果があるとのことで、表示許可の対象となるのは、1食分に大豆タンパク質6.25g以上を含み、低脂肪の食品であり、豆腐などをその例として挙げている。
豆腐一丁に含まれる大豆タンパク質は、約15g。納豆100gの中にもほぼ同量が含まれているという。特に豆腐は、健康食品として注目され米国内のスーパーなどでも販売されており、心臓病予防効果の表示が認められることでさらにその人気が高まりそうである。
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