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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2007年7月 経済
駐在員 : 獅倉 浩


インドネシア・・・ジャカルタに根付くオンリーワン技術

    ジャカルタ市内からジャカルタ−チカンペック高速道路を走ること約1時間。チカラン地区カワサン工業団地の中に、浜松市に本社を置く株式会社アスキー(旧揚子工業株式会社)の現地法人ヨウズ・インドネシアがある。
    同社の日本本社は、株式会社ソミック石川の系列会社で、オンリーワンの製造技術を持っており、系列会社株式会社ソミック石川の重要な製品の一部を支えている。トヨタ自動車の足回りを支えている株式会社ソミック石川を支えているのだから、大きく言えばトヨタ自動車を支えていると言っても過言ではなく、正に中小企業の技術が日本を支えているということを証明するような企業である。
    さて、インドネシアの現地法人では本社のオンリーワン技術とは別のオンリーワン技術を持っている。“リングテンプル”と呼ばれる織機の重要部品の製造技術で、この部品は生地に直接触れる部分であるため製造には繊細な精度が求められるのだ。同社で製造された“リングテンプル”は日本に送られた後、豊田織機、津田駒織機の部品として組み込まれ、日本国内を始め世界中に出荷されている。世界に普及している織機には同社の“リングテンプル”か、スイスのハンチッカー社製のものか、ほぼどちらかが使用されており、同社の製品はYOHZUブランドとして業界で定着しているのだ。
    同社は、他に自動二輪車のドラムブレーキ部品や駆動部分部品、四輪自動車の足回り部品を製造しており、日系企業が多く入居するMM2100やカワラン国際工業団地から約30分という好条件に位置しているので多くの日系企業に高い技術を提供している。
    前述のように日本法人は、トヨタを支えており、インドネシア法人は日本で数少ない織機メーカーの、豊田織機、津田駒織機を支えている。他社には無い技術を持っている元気な企業である。


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