韓国駐在員報告
2020年8月 経済 駐在員 : 小関 克也
大手ショッピングサイト「SSG.COM」が今年6月1日から7月27日までの2か月間の売上データを分析した結果、キャンプ関連用品等の売上が直前の2か月間対比50%も増加したことが明らかになった。特に「車内宿泊」関連用品が人気で車両のトランクと連結ができるドッキングテントとエアマットの売上は各々664%、90%、クーラーボックスは約10倍以上増加した。新型コロナウイルスの影響を避けるため、人が少ないところに車で移動して過ごそうと考える人が多いようだ。
また、自宅でキャンプを楽しむ「ホームキャンプ」関連商品の購入も大幅に増加。野外感を強める人工芝の注文が15倍も増え、ミニプールなど室内での水遊び用品の売上も252%も増加した。
また、小さいサイズの旅行用キャリーバックの売り上げが増加傾向にあるのも新型コロナウイルスの影響だ。海外旅行が不可能な中で、短期間で済む国内旅行に適した機内持ち込み用キャリーバッグやバックパックの売上が好調とのことである。
なお、このサイトでは、7月末に静岡の生ワサビの通信販売も行った。鮮度が保たれた状態の生わさびを韓国の方に味わっていただくため、配達日を静岡からの輸入直後の8月1日に固定。輸入事業者によれば、「日本円で80グラム3千円超と安くはないが非常に好評であった。通販サイト以外からも引き合いがきている」とのこと。当事務所では、わさび配送用の箱に貼る「静岡わさび」ステッカーを作成し、韓国における「静岡わさび」のブランディングと静岡県のプロモーションの機会として活用した。
航路はあっても、いまだ実質的に行くことができない状況が続く海外旅行であるが、再開された際の行き先として静岡を選んでもらえるよう、今後も色々な機会を捉えて静岡ならではのPRを行っていきたい。
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