東南アジア駐在員報告
2021年7月 社会・時事 駐在員 : 福田 渉
6月27日、シンガポール卓球オリンピック代表チームが中部国際空港に到着し、事前合宿を行うため島田市に移動した。その様子はシンガポールでも大きく報道されている。
島田市はこの日のために4年以上を費やして準備を進めてきた。コロナ禍での代表チームの受入れということで、徹底した感染症対策を行っている。同国卓球協会に対し、コロナ対策を中心とした日本政府の対応について随時情報を提供し、コロナ禍で難航していた練習相手の確保についても相談に乗ってきた。そうした対応への信頼があって、今回の合宿が実現した。
卓球は同国にとってメダル獲得が期待される種目である。女子は団体競技とシングルスに出場し、チームの中心であるフォン・ティエンウェイ選手は北京及びロンドン五輪で銀メダルを1つ、銅メダルを2つ獲得している。男子シングルスでは、シンガポール生まれで初めての代表選手として注目を集めるクラレンス・チュウ・ジユ選手が出場する。充実した合宿を行って、本大会で活躍する姿を期待している。
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