韓国駐在員報告
2018年5月 経済 駐在員 : 野原 靖
平成30年3月15日から18日にかけて開催された韓国最大級かつ世界5大医療機器展である「韓国国際医療機器&病院設備展示会(KIMES2018)」に静岡県として初めてブースを設置し、県内企業(沢根スプリング(株)/本社:浜松市)の商談支援とともに県ファルマバレーセンターの紹介を行った。期間中は、気管内チューブ用コイル、カテーテルワイヤー、医療研究用極小コイルなどについて現地の大手医療機関や医療機器メーカー、輸入商社・卸会社などと多数の商談が行われた。
韓国の医療機器輸入市場の伸長率は、平成25年〜29年の5年間で平均4.6%、また、韓国内における輸入先上位国は@米国、Aドイツ、B日本であり、日本は韓国医療機器輸入額の11%(350億円)を占める(韓国通商産業資源部)。
出展成果の点では、展示会終了後、韓国有数の研究機関であるKAISTおよびソウル市内の大手大学病院から医療研究用極小コイルの受注に至った。医療分野は、医療機器生産額全国1位の本県にとって有望であるため、現地に事務所を置くメリットを最大限に活かし、市場ニーズの高い医療機器・サービスの発掘及び県内企業支援を今後も続けていく。
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