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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2009年2月 政治
駐在員 : 獅倉 浩


シンガポール・・・多難のホテル業界

アメリカのサブ・プライムローンの破綻、2008年9月のリーマン・ブラザースの破綻に端を発した世界金融不安は、程度の差、時間の差はあるにせよ世界不況へと繋がり、ここシンガポールでも2008年第3四半期、第4四半期の2期連続で前期比を割り込む経済成長となり、景気後退期に入ったことが確認された。
景気の低迷は更なる低迷を呼ぶ。例えば観光を国の重要産業と位置づける当国にとって、国内のホテルの客室稼働率は大きな関心事だが、昨年後半からの景気の低迷を受けてこの数字がよくない。具体的には、昨年通年の同数字は約80%になる見込みだが、今年はさらに低下し75%、来年は72%という予想を出しているビジネスコンサルタントもある。
稼働率の低下は、ここ数年一本調子で上がってきた客室料金の値下がりにも繋がっており、昨年の国内平均1泊料金が200シンガポール・ドル(12,400円)であったが、今年は170シンガポール・ドル(10,540円)、来年はさらに低下し155シンガポール・ドル(9,610円)になるという予想も出ている。
ホテル業界の場合には、世界不況による外国からのビジネスや観光客数の減少に加え、現在マリーナ・サウス地区やセントーサ島で多数のホテルが建設されているということも非常に大きな危機感を感じさせる。同建設によってホテルの客室数は2012年までに12,000室増加するが、そのうち40%に近い客室が年内に開業する予定になっている、
既存のホテルの中には、この数年の客室料金の値上げや稼働率の好調で内部留保を蓄積しているところもあろうが、新規に開業するこれらのホテルはオープン当初からの試練にさらされるわけである。
( )内は1シンガポール・ドルを62円として換算した。


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