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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 韓国駐在員報告

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韓国駐在員報告

2014年2月 経済
駐在員 : 松村 昭宏


    韓国は自由貿易協定(FTA)を締結した国の国内総生産(GDP)規模で世界3位につけている。韓国ではこれを「FTA経済領土」と呼んでいる。現在も複数のFTA締結交渉が進んでおり、中国との交渉が妥結すればFTA経済領土で世界1位も狙える位置にある。産業通商資源部によると、韓国は2013年12月11日現在、46か国との間でFTAが発効している。2004年の韓国・チリFTAを皮切りに、欧州連合(EU、26か国)や東南アジア諸国連合(ASEAN、10か国)、米国との間でも発効した。これら締結国のGDPは総額40兆3千億ドル(約4,143兆5千億円)で、世界のGDP(69兆9千億ドル、2012年基準)の57.7%にあたる。チリ(78.5%)とメキシコ(64.1%)に次いで3番目に大きく、日本(17.0%)の約3.4倍だ。このほどFTA交渉が実質的に妥結したオーストラリア(GDP1兆5,859億ドル)と、妥結間近とみられるカナダ(同1兆8,045億ドル)を加えると62.5%に上がる。さらに、経済規模が世界2位の中国(7兆9,917億ドル)との交渉が早期妥結した場合には74.0%に拡大し、他の国との新規FTAを合わせると世界首位に立つと期待されている。その一方で、一対一でなく多対多の貿易の難しさをスパゲティの麺に例えていう、いわゆる「スパゲティボール現象」を懸念する声も上がっている。同時に多数の国・経済圏とFTAを締結すれば、それぞれ異なる貿易ルールが乱立し、対応するために時間やコストがかさみ、FTAの実益が半減しかねないという事である。


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