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北米駐在員報告
2002年8月 政治 駐在員 : 松下 育蔵
・日本も今や闘う時?
7月23日付のロバート・シュレーダーの論説(ボルチモア・サン掲載)によれば、日本は世界の大国。その軍事力も第1級だ。しかし、日本は世界の紛争に一切関与しようとしない。冷戦時代には、それを要請するような機会は稀だったが、9.11事件に象徴されるように、現在の危機は日本の貢献を必要とする。第2次世界大戦の歴史から、周辺国が日本の軍事行動に危惧するというのも、そろそろ終わりにしてもよいだろう。日本は、昨年、立法を通してアメリカの後方支援を可能とした。アフガニスタン協力は手始めとしては結構だった。ここからはさらに憲法を改正し、平和主義にも歯止めをかけ、本格的な安全保障への認識と活動を容認するべきである。
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