中国駐在員報告
2019年1月 社会・時事 駐在員 : 土屋 岳久
2018年12月26日、当所は静岡産業大学の学生訪中研修団を受け入れた。
この団は、同大学情報学部の1年生から4年生までと、中国からの留学生4名を含む18名で構成され、海外ビジネス研修科目の一環として上海を訪れたものである。
上海事務所の業務内容や中国の状況等を簡単に説明した後、フリーディスカッションで学生たちに上海の印象を聞いたところ、「モバイル決済が進んでいる」「軽自動車を見かけない」「バイクが歩道を走っている」「匂いが独特」等それぞれの視点で上海を肌で感じていることが印象的であった。
その後は上海島屋を訪問し、総経理から中国での百貨店ビジネス等について説明を受けた。学生の質疑応答では、「日本では通用したが中国では通用しないやり方は?」や「島屋の出店が中国市場に与えた変化は?」等、中国でのビジネスを視野に入れた質問が多かったことが印象深かった。
2018年5月の李克強総理の訪日、10月の安倍首相の訪中と両国の政府間交流が成功し、両国関係も目に見えて改善していると感じているが、今回の学生訪中団のように、若い世代がニュース上だけではなく実際に中国を見て、感じ、自分の糧とすることが、この良好な関係を持続させ且つ発展させるベースとなると考えるため、今後も当事務所での学生訪中団等の受け入れを積極的に行っていきたい。
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