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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 韓国駐在員報告

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韓国駐在員報告

2011年5月 その他
駐在員 : 掛沢 孝寿


    3月11日の東日本大震災の震災直後から、これまで好調であった韓国人の訪日旅行は、団体旅行や個人旅行ともにキャンセルが相次ぎ、新規予約も含めて、日本全域に渡って手控えられている。
    日本政府観光局(JNTO)が4月14日発表したところによれば、3月の訪日客は対前年比で47.4%減(80,200人)減少した。
    特に、福島第一原子力発電所事故の影響により旅行の前提となる安全感・安心感が失われてしまい、被災地だけでなく日本全土が韓国人からみて危険地域と認識されてしまったことが、訪日旅行が被災地のみならず日本全域に渡って手控えられている要因である。福島第一原子力発電所事故の状況が時々刻々とテレビ等で報道され、事故の終結に目途が立たず、もっと状況は悪くなるのではないかとの憶測を呼び、被災の底打ち感がないことが、最も大きな要因であるように思われる。
    一方で、韓国内では、4月になって3月に比べ少しずつ良くなっていると慎重な観測も出てきてはいる。
    3月には日本旅行商品の新聞広告やホームページで販売中止をした業者も4月に入ってからは九州や沖縄を中心としてプロモーションと販売を再開している。
    また、超低価格商品に限ったことだが、一部の旅行商品が売れ始めている。
    4月に販売された日本旅行商品の中で一番人気があったのは「旅行博士」が企画した「旅行デー宮崎県シーガイアリゾート」と「DBSクルーズ9,900ウォン(約760円)(鳥取県)」である。
    「旅行デー宮崎県シーガイアリゾート」は、アシアナ航空を利用し、シーガイアリゾートが運営するシェラトングランデリゾートに宿泊する2泊3日の商品である。価額は19万9,000ウォン(約15,300円)からで通常の3分の1から4分の1の価格で販売されている。4月だけで300名近く募集されたという。
    「旅行博士」の関係者によると、「今回の企画商品の購入者は、日本への旅行が初めてではなく、何回も日本に行ったことがある人であった。日本に旅行に行く人がいることや日本が安全なところを知らせたかったので企画した。」と説明している。
    また、「DBSクルーズ9,900ウォン」は貨客船を利用し、江原道東海市から鳥取県境港市に向かう格安旅行商品である。DBSクルーズフェリーが運航する境港〜東海〜ロシア・ウラジオストク航路の貨客船は、通常は客室レベルに応じ往復運賃18万〜42万ウォン(約13,800円〜32,300円)で販売されている。 震災前は300人から350人が乗船していたが、震災後は10分の1以下に落ち込んだ。


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